詩人:甘味亭 真朱麻呂
真実の香り匂う
かぐわしい部屋の中あなたとふたりきり 夏の暑さにばてた水槽の金魚を庭に埋めに行く
嘘と本音と少しのやさしさを言葉にして投げ合う空想キャッチボール
とったりとられたり
本当おもしろいなあ なあ?
壊れそうな理性と
壊れてしまった夢をあなたにさしだしてもあなたは笑顔ひとつ浮かべないだろう
人はいつも形あるものでなおかつ欲望のおもむくものを望むから
芳醇のひと時
その中で
感じるecstasy
ソーダ水の泡のようにブクブクとあふれる欲望が心をかき乱す
嘘も本当も本当はどちらでもいい
君の言うことをただ信じる
それだけさ
楽なもんだ
真実さえふたりには無縁です
いびつな毎日だろう?
僕らには楽園のようなものさ
聞こえてるかい?
口笛みたいな愛の音
ア・イ・ラ・ブ・ユー?
どうぞ ヘイガール!
僕は唄う
愛の成すままに生きるのさ。