詩人:どるとる
十年経っても
二十年、三十年
経っても
今と変わらない気持ちでプロポーズするよ
「君のことが好きです」
なんのひねりもなく言ったあの夜
僕はあの日、君を抱いたんだ
柄じゃないさと笑っていたけど
大切なものを守る使命ができた気がして誇らしくなった
何歳になっても
記憶途切れがちになって 歯も髪もなくなっても 同じ気持ちでプロポーズするよ
「君のこと愛してます」
特別なことは何もないから 愛を込めて言うよ
プロポーズするたびなんだか 大切なもの得ているような 強さがこみ上げる
まだまだ若いだなんて言ってるうち いつかは跡形もなく消えてしまう
だからこそ限りある時間の中で どれだけ愛を伝えられるかな
どれだけ笑いあえるかな
涙流すくらいじゃないと生きてる気がしない
痛いほどに抱きしめて死んでも忘れられないくらいの記憶を刻もう
「君のことが好きです」
なんのひねりもなく言ったあの夜、まだおぼえてる?
僕はあの日、君を抱いたんだ
柄じゃないさと笑っていたけど
大切なものを守る使命ができた気がして誇らしくなった
そしてまた変わらない気持ちで
プロポーズするんだ
あなたが好きです
あなたを愛してます
その時こそ二人の愛が証明されるよ
時をこえても変わらない愛があることが。