詩人:さみだれ
魔法が解けたらカラスが空へ夕焼けの方へ飛んでいった星がポツリといつの間にか最初からいたかのように瞳の中にはあの人魚の鱗が涙を流すように海へ向かうように魔法が解けたら子供たちは走って見守ることもできずにいつも月がきらりと輝き出した最初から輝いていたかのように明日がどうか終わりませんようにひとつ祈って消えていく