詩人:高級スプーン
何度も
何度も
何度も
何度も
何度も
何度やっても
物足りなくて
途中のまま
完成してしまう
オカリナを吹く
きみの直感と思惑は
折り重なって
離れては
互いの意見が
食い違う
ゴールしても
止まらない熱が
ぼくを変色した
頭の芯まで
到達させて
エネルギー切れの
爆発シーン
完結しない
優しさに甘えて
抜けられずに
今も
昔を
わざと落として
忘れていく
鳥の丸焼き
四畳半の静寂で
少し煩いジレンマを
裏側で一蹴したいが
触発されない
遊び半分の
イマジネーション
2005/11/07 (Mon)