詩人:甘味亭 真朱麻呂
笑えない日ももちろんあるだろう
けれど明日はと自分に渇を入れてすこし強気でゆこう
笑えない一日もそんなに悪くないさ
それはきっと君を悲しませてばかりいるやつのせい
自分ばかり責める君にはすこし自分をかばってほしい
その体力の半分でも
その精神力の何パーセントでもいいから
人生は 笑って 泣いて疲れてもイヤになってもまだ終わらない
旅は延々続く 蜃気楼の彼方まで
早く死にたいとか言うけどそれは悲しいときだけで喜びの絶頂にいるときはもっと生きてこんな喜びまた感じたいと思う
不思議な繰り返しが今日もまた僕らを泣かせたり笑わせたり本当ご苦労様 お世話様
夕暮れに皮肉る僕をゆるしておくれ 笑ってなんにもなかったみたいに
太陽がやがて沈めば月が俺の出番とばかりにしゃしゃり出る
今夜もおまえは僕を照らすのか 物好きなもんだ こんな僕を こんな僕を
照らすなら彼女を照らしてくれ やさしい明かりを彼女の部屋にともしてくれ
それでも月はなにも言わずにただ輝くだけ
僕はいてもたってもいられなくなって夕日が沈む景色がよく見える歩道橋に走ってく
涙がはじけて 夕陽は僕の街の上に広がる空に墨をぶちまける
今日もなにも言わずにさよならするのかい
ねえ この気持ちはどうすればいいの
夕陽はそんなことさえこたえてはくれない
行き場を 気持ちの持って行き場を失っている僕に君がポツリ
家に帰ろ…
そうだよな
どうかしてた
笑って 泣いて
それで幸せなんだって思える心か僕には足りなかった
でも今は君が僕の太陽
切ない夜もその太陽がそばにいるから
僕は笑っていられてたんだ
やっと気づいたよ
やっと気づけたよ
明日へ限りなく日々は流れていく
これはなんていう幸せですか?
僕はもうそのこたえを知ってるどころか今見ているんだ。