詩人:甘味亭 真朱麻呂
ちょいとそこのお兄さん 信号は青でわたりなさい
正確には緑だけどさ
マナーの悪い大人ばかりで仕方ない世の中だね
誰が悪いのかな
マナーを守らないやつか
規制のゆるいルールをつくるやつか
いったい誰だ?
首謀者は?
幼いころに習った当たり前な正しさが笑われる時代 到来
笑われました…
本当 いやな時代
本当 ばかな時代
正直者がばかを見る
正直者がけがをする
正直者が損をする
正直者が冷や水を浴びる
おかしな世界
はびこる悪
ゆるされて
守られる
ふざけた世界
本当 正直でいるのがばかばかしくなる
けれど 僕は けれど僕はやっぱり奴らとは同じ世界には暮らせない
やっぱり
正しいことは正しいことだから
やっぱり
素晴らしいことは素晴らしいことだから
やっぱり
正しいことをしていたいと思う
けがをしても
命 落としても
ばかと笑われても
それが僕の決めたこと
正しい行為!
ふつうの行為!
間違いであるもんか!
いわば僕は数少ない正義の味方だ!
なんて、おおげさかなぁ…?