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詩人:蒼ノ天使
生きる意味って?
死ぬって意味は?
おれはさ、お前を見捨てたんだ…
ひどい奴だろ
親友だったのに
今は送り火を焚いてお前の冥福を祈ります
静かに静かに…
誰もいない場所で…
小枝を集め…
マッチをこすり…
火を焚きます…
人は死んだらどうなるのかな?
人は死んだらどこにいくのかな?
どうして人は死ぬまでこんなに長いの?
親友を見捨てたおれに生きる資格なんかないよな…
時々…
ほんとに時々だけどお前を思い出す度死ぬ事を実感しようとします…
窓から身を乗り出して…
それから下を眺めたらきっとその眺めは…
お前が死ぬ間際に見た眺めと同じ…
そしたら…
そしたらさ、いつもいきなり切なさがぐっとくるんだ…
同時に…
情けなさと惨めさまでもが身にまとう…
不甲斐ない自分を時に恨みすらした…
お前を見捨てたときの後悔はきっと…
ずっとずっとおれの人生を呪うだろう…
それはおれが見捨てた証し…
それはお前がうらんだ証拠…
いまさらだけど…
ごめんなさい…