詩人:旅人モドキ(左利き)
あらん限りの大声もむな騒ぎ 手さぐりがきみへと至るほざいた残響でおれは苦しむのに 笑い泣きをとおり越しては絶叫まじわろうぶっきらぼうに振りかざす 怒りはゆき場を見うしないおれは決意せざるを得なかった 憎しみの連鎖を断ち切りたびだとうらせん階段へと迷っても 駆けのぼれば期待を超えた壮観ずっときみは屋上に立ちつくして 息をのむ風景やひとり占めの感涙かきむしる様に抱いてくれ 共存こそふたりを包む渦潮だからありがとう