詩人:理恵
かわせみの亡骸にひっそりと石を積み上げた川は変わらず澄んでいて澱んでいたのは瞳の方かわせみの石碑にヒスイと書くとめだかがかわせみと名乗ってたどうせどんな名前でも誰かが勝手につけたのよ急にヒスイと書いたこと少し後悔し出してたその名は過去の輝きとして胸にしまったはずなのにめだかがかわせみと名乗るのはただ名前が被っただけとこの世にかわせみは一つだけかと眼を細めて問いかけたH26.5.27