詩人:ふぉれすと
漆黒の雲が月を覆う時はいつも彼女に恋する自分を見つける太陽が輝くことを拒否する時はいつも彼に嫉妬する自分を見つける星達が流れ落ちていく時はいつも彼らに憧れる自分を見つける海がおとなしくしている夜はいつも砂浜で波を待つ自分を見つける山が悲しんでいる朝はいつもいつか逝くからと念じる自分を見つける青空が上機嫌に真っ青な昼は同じく上機嫌な自分を見つける