詩人:morning star
とおい未来世(みらい)の記憶と此の魂のがんじがらめな得体識れぬ苦悩は、交互に私の胸中に現象れ、ひとつきりの時間へと帰還って征く…いつしか表層の意識も只飾りと成り、ちいさな波が音色だけしんじ徒歩きだすでしょうか…刻をすべて安息(ねむり)就かせれば、是の現世(ばしょ)からも旅発てるのならば、遠征きましょうか、現実の痛苦(なみだ)は忘失れ、刻の涯ての果て迄も・・・