詩人:Ray
誰もが『重荷』を抱えて生きてる。
何があっても
越えなきゃならない壁
泣いてばかりはいられなくて
まっすぐじゃなくても
とりあえず前に進むこと。
そんな ごくごく簡単なことなのに
不器用でそれをこなせない人間は
必ずいるんだよ。
それを知ってほしくて
弱さをわかってほしくて
声にならない叫びを
あたしたちはいつだって放っているのに
わかろうとしない
大人たち。
汚れた社会に望みもしない生を負わされた
あたしたちは被害者なのに
環境を見ずに
ただあたしたちの心の中意志の持ち方、生き方を窮屈に見つめるだけで
あたしたちを判断する、軽蔑する、裁く。
あたしたちは ただ
弱いだけなんだ。
そして
弱いことが悪いことなのかわからないから
ただ泣くことしか出来ないんだ。
ねぇ だけど
幸福になりたいと求める心は強くある。
ねぇ だから
弱さを理解して
包みながらも受け入れてほしいんだよ。
殻に閉じ込もりたくて
そうしてるわけじゃない。
この殻は中からじゃ
とても堅くて開けないんだ。
理解を求め
幸福を求め
あたしたちはそれでも
やっぱり今夜も生き永らえる。
腐った大人には成りたくないと生きていく。
誰もが同じ道を辿っているんだよ。
あたしたちはずっと
泣き叫びながら救いを求めて
自分を育んで生きていくんだ。