詩人:さみだれ
銀河の隔たりが
そのまま私たちの心となり
星の生まれる様が
そのまま私たちの産声となった
重力すら飲み込む恋をしてる
あの輝きの向こうで
ひたむきに愛することで
私は一等星となる
優しさひとつで
星座にだってなれるし
太陽にだってなれるかもしれない
ただ涙が落ちるのを
掬ってやれないだけだ
あなたと手を取り合うことで
ひとつの輝きとして認められ
私が歩み寄るだけで
たくさんの傷を与えるけど
いつか年をとって
誰も傷つかない場所で
ひっそりとまた次の生を思うんだ
卵の中で静かに待つんだよ
似たような卵をいくつも重ねながら
生まれるんだよ
どこか銀河の端で