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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「風前の灯火」への投 票 〜

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[142334] 風前の灯火

詩人:甘味亭 真朱麻呂


社会の振りかざす鋭い刃が理不尽という刃が僕を襲う
はいかいいえのどちらかでしか認識されないパソコンなみたいな冷たい無機質な人間ばかりいて 狂いそう
なにもいえない僕はそのうちこの理不尽に絶えかねて心を閉ざした
否応なく罵声が飛んでくる よける暇もなく僕はもろ当たる
大人は社会という牢獄の中でムチでたたかれる囚人か 従うだけの奴隷か
子供時代はそれまでのつかの間の慰めか
金をあげてればなんでも許される
そんな社会が嫌いだ 嫌いだ 嫌いだ
自分にだけに落ち度があるとは思えない
闇は光にこそ根付く
まぶしい都会の雑踏の中にも ほらチラリ
青空の中にもいびつな雲がある おかしいか?
果物の中にもいびつな形の果物がある
でも食べてみりゃ意外に美味しいはず

見逃さないで
僕の悲しみを その涙を
見捨てないで
僕の存在を その影を

放っておいてほしい以上に認めてほしい
本当は誰よりも

心をねじ曲げるのは社会なのか 自分なのか 詳細は闇の中

ただ気が狂うほどの日々を時間をきりもなく今日も少しずつ切り崩して安らぎに浸るのを待つ
やさしい夢見れる夜が来るのを待つ
さめてしまうのはこわいけど こわいけどしかたない
生活の掟
社会通念状のルール
etc…

いまだ僕 社会人もどき
ただいるだけ
そんな僕しかみんな見てない

希望の炎は風前の灯火

命のろうそくはもう早くも半分を切ったか
年齢の割に元気ない若年寄りの僕

もういい加減
放っておいてほしい
僕だって僕だって頑張ってる

それしか言えぬ僕を責めてばかりいないで
少しは たまにはあんたらも心ある人間として僕に光を差して

そんな悲しい思いに沈む心
この一ページは二度と戻らない一ページ 同じような一日でも明日はまた新しい今日
頭が変になりそう。

2009/04/15 (Wed)
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