詩人:甘味亭 真朱麻呂
白百合のような美しいあなたの純白のドレスを一目見たいな
鮮やかすぎる未来を望んでるわけじゃないけど隣に君がいる未来ならどんな未来でも僕には天国さ
天国はどこにあるのかな?
君が無理なく笑える 僕も躊躇わず笑える
そんな未来が そんな世界が天国だ
本当の極楽(しあわせ)はそこにある
なにも望まないよ
余計なもんは
君がいてそれなりに暮らせればそれでいい
欲望は身を滅ぼす
物欲は心を腐らせる
私欲は人を変える
だから 君が
そうさ 君が
君だけが僕の隣にいるにふさわしい人
君だけが僕を天国に連れて行ってくれる人
小指を見てみりゃ赤い糸が結ばれてるよ
君の小指にもあるかな 運命の赤い糸
見えなくてもあるよって笑って言ってほしい
赤い糸はもともと見えないものだから見えなくておかしくない
そして運命はもともと自分らでつくるもんだから見えないのさ 赤い糸
でもあるよ
ここに
二人の愛なら
ずっと いつまでも
君の隣にいれるなら死ぬこともこわくないよ
それまでの壊れそうな時間も楽しく優雅に過ごせそうだね
コーヒーをお揃いのカップで飲みながら
なくなりゃ注ぎ足してまた飲むみたいなきりもない毎日を歩めれば
それだけでもう素晴らしい人生 望みはもう無い
願ったり叶ったり
そして僕は言うだろう
君の前
天国はあなた自身ですと
そしたら君はなんて言うかなあ
今から楽しみだ
欲望にもしもすべて狂わせられたら狂った時計を修理に出すみたいに二人狂ったぶんだけやり直してみよう
きっとできるさ
壊れた時計も直るさ
天国はいつでもここにある
望めば扉はひらく
そして僕らはゆくんだ きらめく宇宙へ
きりもない旅へとくり出すんだ
答はいつも変わらずひとつだけ
聞きあきるほど耳障りなほど君だけを愛してると…