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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「花」への投 票 〜

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詩人:甘味亭 真朱麻呂


いつからかボクはこの場所にわけもわからず生まれて人間として咲いている
つじつまも合わない理屈にへそを曲げた事を叱られて

自由気ままに生きれないなら幸せになんか咲けなくてもいい

幸せはもう探さないから
幸せもボクを探させないで
ボクはこのまま変わり者でいいから

たとえば歌にあるように百人の友達をもってる人がいるとしても
その人が本当に幸せかどうか知る人は少ないはずだろう
本当に心を通わせられる友達などきっといないから
きれいごとで自分はいつもルールを守れるいい子だってもてはやされても

正しさを受け入れてうまく暮らせる人より
正しさを受け入れられずにわけのわからない人生に涙を流すばかりの危うい生活を続ける人のほうが素晴らしい
きれいな花だと思いたい
そんなあなたに僕は惚れたんだ

たとえばきれいに見られなくてもそれは誰かの見方さ
僕の生き方を誰かが馬鹿にしてもそれはちっとも不思議じゃないんだけれど僕は僕自身を愛すことやめないから

いつの間にかここにいることがただ苦にしか感じれなくなっても明日から目をそらせない
そう その先に光がある気がするから

誰かとうまくやっていくより自分とうまくやることのほうが大切さ
他人なんかよりずっとずっとずっと自分と付き合う時間が多いはずだから
たとえ孤独でも僕はわかる
僕はここに咲いてる 一生懸命に

そう思える場所こそが
そう思える気持ちこそが
花なんだ

楽なように見えるかい?
これが結構 大変なんだ
生きるってだけで負荷がかかる

それでも咲き続けてゆくと思うのは自分に課した約束だから何があろうと生きるって事だけはやめません
誰に嫌われても
どんな今日にのまれても
どんな切なさに焦がれても
僕をここに咲かせられるのは僕しかいないから
花は明日も咲いている。

2009/04/19 (Sun)
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