詩人:しゅんすけ
青い空は鋭利な寒気を降り下ろし凍てつく大地は生命の躍動を嘲笑う悲しいくらいに美しい風がただそこに立つだけの野山を脅す立ち上がれ歩き出せ熱くなれ熱を持たぬ者など瞬く間に凍りつく世界だ熱くなれ絶界の空間をさえも支配できない矮小な存在よ熱くなれ突き上げた拳で冷徹な空を打ち抜いてやれ熱くなれ踏み締める両足でしっかりと大地にしがみつけ熱くなれ熱くなれここで生きるのだと生きているのだとただそれだけでいい熱くなれ