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[94600] 僕らのルール(前半)

詩人:甘味亭 真朱麻呂


僕らの生きるこの世界でまかり通っているルールは
常識というだけの法律とはかけ離れた決まりのない暗黙の了解みたいなもんだ
人殺しすらうまく裁けない法律なんて
存在する意味もなく
すべては法廷という正義のカゴの中
無罪、有罪を決めるんだ
よしんば死刑確定の殺人犯だとしても
無情なまでに遺族の目の前で
否応なしに無罪に近い判決が下される

要するに そうだ
この世界のルールじゃ
悪人さえ裁けやしない
正しいことが
負けてしまって
間違ったことが
受け入れられてる
そんな現状が現実にあるんだ

君と僕の間で
決められた
外面だけの中身はスカスカの張りぼて
誰かは正義と叫ぶ
法律という名の規制
そんな事より 何より
僕にはもっと大事なことがある
守らなきゃならない君との約束がある
そうだ
それの方が実は僕には大事で
本音を言っちまえば法律だの規制だの
ツマラナい学則だのはどーでもいい話

2007/01/24 (Wed)
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