詩人:甘味亭 真朱麻呂
どれだけの夜を越えても
どれだけの扉をひらいても
わからないものはわからないまま
僕らは今日もそれに泣いている
僕たちがいつからか互いに課した方程式もありふれてるし
優しさをずっと持ち続けて今のように愛し合おう
そんな当たり前のような約束にビビることはない
そう思ってたのに
なんでだろう
僕らは過ちをおかした
大きな過ちを
そんな過ちに今日も泣いているよ
ねえ 君は僕を本当に愛してるの?
疑ってはいけないのはわかってても気になるのさ
愚かなくらい
大事なのは昔からずっと変わらないはずなのに
ちょっと隙があると君の横を通り過ぎる女の子に目がいくの
本当に好きな人は君だけだよ
それなのにそれなのに僕は馬鹿だよな
僕と彼女の方程式は今も何ひとつ変わってないのになんだろうこの違いは
僕と君の心にあいてしまった距離
時間をもどしたくなるほどもどかしいその距離
愛はどこへやら。