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詩人:どるとる
猫が鳴く にゃんと鳴く なんとなく鳴く
空に雲が浮かんでる
なんでもない休日の昼下がり ひとりきり空を見上げて へたくそな口笛吹いて 笑ってる
君も泣く いろんなことが君を泣かせるだろう それでも、君は強く強く生きている
えらいよ 大したもんだ
日が暮れる頃には
いつもの玄関のまえ君を待っているよ
人は皆 ただいまを届けるために 帰るんじゃないのかな
おかえりが聞きたくて ただいまを言うんじゃないかな
ドアを開けただけじゃさみしいよ、物足りないよ
だからただいまを届けたくて 今僕は帰ってきたよ
夕飯の匂いやあたたかいお風呂にみんなの笑顔
なんとなくそれだけで悲しいこともどこへやら
ほらねいつの間にか君のほほに涙の川が流れてる
特別な言葉は必要ないね
「ただいま」と「おかえり」それだけで今日は終わるよ。