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詩人:どるとる
ああ 回り続ける地球の片隅 生まれた命が今日も泣きながら笑いながら こわごわ歩いてる
小さな一歩も大きな一歩もそうさ大して変わらない ゆっくりでいいんだよ 急ぐ必要も慌てる理由もない
流れ落ちた涙が心の中に水たまりをつくっても 悲しみはまだまだ尽きることなくこのほほを伝うよ
浮かべた笑顔はもしかしたら嘘っぱちの愛想笑いかもしれないのにそれがまるで当たり前のように優しさをくれる人がいる
あなたのぬくもりや
あなたの思いやりに
応えることができるかな
あなたの優しさや
あなたの気づかいに
値するほどの人になれるかな
あくびもして ため息もついて たくさん嘘もついて たまに誰かを傷つけて
それでも生きてゆかねば
大きく息を吸え
そして吐き出せ
目をひらいて
空を見上げよう
そこに何が見える
そこに何がある?
太陽、青空、雨雲
聞こえるのは
あなたの元気な声
そうさ、誰の頭の上にも雨は降っている
特別でもなければ当たり前でもないものを抱きしめて
今日も回り続ける地球の片隅 生きてる
あなたも生きてる
それでいいんだよ。