詩人:アルバトロス
途切れてしまったヒコーキ雲は
どこかの空に繋がっているのかな
いつの間にか忘れていた未来には
今からでも繋がるのかな
いつも何かを取り戻すために早足で歩くよ
無意味だと知っているけれど
すべてが一瞬だなんて悲しすぎるじゃない
そんなこと考えたくないんだ
一方通行にひたすら線を刻んでいく
流れに逆らったマイナスは消えていく
君と僕と引いた白線の
交差する場所を目印にして待ち合わせしよう
通りすぎないように目を見開いて
一瞬を思いっきり睨みながら歩いていく
僕は早足で歩いていく
2012/10/02 (Tue)