詩人:しゅんすけ
出来ないって始めて言った
口にする直前まで
固く封印された言葉
封印したのは
出来ない理由が解らないから
逃げる君を追いかける
ソレが出来ない
君は何度も聞いてくる
あたしがどっか行ってもいいの?
俺の答えはいつも
君が選んだのなら…
この繰り返しが十年
始めて泣きながら納得できないと
その答えを突き返した君に
叩きつけるように投げ返した「出来ない」
まだ怒った瞳と
目の端だけに嬉しさを隠せない君に
何だかほっとした
弱さを見せる
始めて向き合える
安っぽい歌詞みたいだけど
なんだかすべて
仕組まれたみたいで
これからも二人でいようと思えた
これからもずっと二人でいられるような気がした