詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕の日々は君と別れたあれからまるで無声映画のように古ぼけた時間の経過などどうでもいいと止まったんだ
色をなくした味気ない日々に
あのころとは比べものにならないくらいふざけた現実
無理におちゃらけた僕
花が散るように
やがて長いときの末に散るように
これもまた運命だったのかななんて
泣き言をつぶやいては自分を責めてばかりいてちっとも前に進めないでいるよ
あいかわらず日々は動きを止めたまま
新鮮さをなくした腐りかけの刺身みたいにこの身だけを腐らせていく
日々…
日々…
日々…
日々…徒然なるままに僕らは消滅した
宇宙塵のように…
恋 愛 徒然なるままに 自然すぎる程
正解か否かはもうわかるすべもない
ただそこにはまだ果てしなくのびた道が続くだけ
あいかわらず太陽が丸まった背中をじりじりと燻すだけ。