詩人:どるとる
誰かに似てる
何かに似てる
なにに似てるかはわからない
誰かに似てる
どこかが似てる
どこが似てるのかわからない
何もわからない
無学の砦を立てるだけ
恥をさらすだけ
それでもあなたに似せて 僕も優しくなりたいと思うんだ
それでもあなたに似せて 僕も人を愛したいと思うんだ
あなたのいいところを真似して 僕も真面目になってみたいよ
間違いだらけの人の中似て非なる 顔の中にただ一つの笑顔、そして涙
そうだよいくら似せても 僕は僕でしかないということ思い出す
そうだよどんなに似せてみても 僕には僕だけの 君には君だけの何かがある
似てるだけじゃだめなんだ
みんながそれぞれに
自分なりに優しくなって丸みを帯びて
争いのない未来を築け
いじめなど有り得ない安らぎを生め
似てる 似てる 何かに似てる
似てる 似てる どこかが似てる
似てる 似てる 誰かに似てる
似てる 似てる だけど違う
僕とあなたの違いなんて
本当にちっぽけなもの
些細な違い
それでも、あなたと僕とじゃ
何もかもが違う
似てるだけで違う
だから僕にはあなたができないことができる
そしてあなたには僕にはできないことができる
それが唯一似てないところ
あなたと僕の違い。