詩人:赤坂 菜葉
左側は崖っ淵
覗けば♭飛び込みそうで
右脳にブレーキかけて
必死で見ないフリする
顔が歪んで見えるのは
泣きながら笑っているから
普通って何だか
知らないけど
普通じゃないことくらい
薄々勘付いてる
前後に跨いで
ステップ#に刻むけど
左脳が言い訳ばかりで
エビみたいに尻込みする
地団駄踏む様に見えるのは
その場で足踏みしてるから
進歩って何だか
解らないけど
本当は退化してるだけ
かも知れない
足を上げて
下がらないで
位置に位置に
からだ温まるまで
前を向いて胸を張って
準備運動
威風堂々ではないけど
後進なんかしない
ぼくらのマーチ