詩人:蒼月瑛
いずれ君はいなくなる。
僕の前からも、この地球(ほし)からも。
僕は知っている
いつか誰かが口にしていた言葉を
「人は失ってから、そのもの大切さに気付く」と
もう言われなくたってわかってる
君の大切さに気付く日が
前代未聞の大粒の涙が僕の涙腺を壊す日がやってくることを
わかっていても、どこか、今いる君で満足している僕がいる
君をもう求めてはいけないんだよね。
でも、君の鼓動が聞きたくて、離れたくないよ。
ずっと君は隣にいてほしい
ずっとその温もりを感じていたい
更には、死んで欲しくなんかないし、老いて欲しくもない。
でも、それは君じゃないよね。
悩み凍える君だって、痛み耐え抜く君だって
それが君の全てならば
僕はただその全てを愛すだけだ。