詩人:浅羽
赤熱する街
鳥籠の夜
閉じ込められた夢と子供達
疾走する闇
赤い帽子
色を無くした月と堕ちた翼
中性子の光が揺れる
深海への便りが届く
猛毒の弾丸が吼えて
蛇は君を狙っている
紺碧の夜が沈む
赤銅の瞳が見える
覚醒した獣が泣いて
蛇は君を狙っている
空を飛ぶ兎
鳴き喚く猫
永遠を見た悪意のその色は
中性子の光が揺れる
深海への便りが届く
猛毒の弾丸が吼えて
蛇は君を狙っている
紺碧の夜が沈む
赤銅の瞳が見える
覚醒した獣が泣いて
蛇は君を狙っている
君はその瞳を閉じて
絶対的矛盾を待ってる
音の無い世界の中で
離反した慟哭が聴こえる
朝焼けすら見えないのは
霧がかった信頼のせいさ
手に取った物はみんな
鬼の子にあげてしまったよ
中性子の光が揺れる
深海への便りが届く
猛毒の弾丸が吼えて
蛇は君を狙っている
紺碧の夜が沈む
赤銅の瞳が見える
覚醒した獣が泣いて
蛇は君を狙っている