詩人:風端
何も写さない真っ白な鏡(かおをそむける)追い掛けてくる顔無しの処刑人(とても早くひたひたと)場所がどうとか名前がどうとか今更聞かれる(もう終わりかけているのに)いまだに感想文は空白です(だって覚えてないもの)急げ急がすカボチャの馬車に轢かれて死んでしまう(そんな結末だってあったでしょうに)さよならお姫様(でも終わらない)