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詩人:ストロベリーシンドローム
『「&」とは、わたしとわたしの大切なモノをつなぐことば。』
失ってから初めて知ったよ
貴方から貰った大切なプレゼント
そのブランドのコンセプト
コレを知ったとき
「ずっと繋がっていたいほど
大好きで大切な存在だったよ」と
言われたような気がしてドキッとした
『あなたとあなたの好きなものを楽しくつなぐ―。』
このコンセプトを知って今
貴方との切ない思い出が
色鮮やかに花開く
「このダークな赤って...毒々しくて派手だよね?
なんかアンタとイメージ違くない?」
友人はこう言った
私も同じこと思ってたよ
けどカラー名「ボルドー」の表示を見てハッとしたの
わたしの好きな色は赤で
よく好んで着ていた色味が
「ボルドー」だったから
貴方に好きな色を伝えたこと無かったし
何より貴方は私に無関心だった
「他の女の子の誕生日には
サプライズするくせに
なんで私の誕生日は忘れるの?」って
貴方が私を嫌いになってからは
特に意地悪ばっかで 喧嘩もした
まだこれだけなら良かった
他の子を私の真後ろで何度もべた褒め
その相手は私の友人
もう無理だって思った
そしてとうとう私から貴方と
目を合わせなくなって
口すら利かなくなった
貴方を初めて「拒絶」したとき
貴方は泣いたね 心が痛かった
そして今度は甘えてきたの
今までにない位 ベッタリと
甘えながら私の反応を
一つ一つ確認してた
「僕を拒絶した君が 甘える僕を
受け入れてくれるかどうか」って
貴方は胸に顔を埋めて
不安を払拭するたび
安心した様子でハニカんだ
その手はギューッと
力がこもっていた
貴方は愛されている安心感が欲しかったのかな?
喧嘩をしたときも嫉妬したときも
口すら利かなくなった時でさえ
本当は大好きだったよ
私はこの『&』のような存在になれていたのかな?
『「&」とは、わたしとわたしの大切なモノをつなぐことば。』
初めて男性から貰ったプレゼント
それはずっと大好きな
貴方からの『&』でした
そして今、途切れた『&』を繋ぎ止める
「貴方との大切な思い出」に
『&は、あなたが好きなものとつながる時間を応援します。』