詩人:望月としあき
こんな夢を見たんだ 自転車に乗って
泣きじゃくりながら 好きな詩(うた)を口ずさむ僕
一体どうして こんなに 泣いているのか
目が覚めた僕には わからないが
辛いことへの涙だというのは 間違いないだろう
でもその涙は もしかしたら
夢を叶えたあとに 過去を思い出して
夢を叶えた歌詞の中の人物と一緒に
喜んで泣いていたのかもしれない
いろんな 批判 辛さ 孤独を乗り越えて
叶えた夢は きっと
宝くじを当てるより嬉しくて
お金で買えないもの
苦労して手に入れたもの
その喜びに浸れる 自分だけの宝物
「32歳から良くなりますよ」 ある占い師さんの言葉
大器晩成らしくて その言葉が支えになり
そんなひと言で 倒れずにいられるなら
ひと言の価値は 一体いくらだろうか
ひと言に支えられた僕
ひとつの曲に支えられた友達
ひと言で進むべき道が決まった有名な人
ひとつの映画でどん底から這い上がれたどこかの人
そこにはすべて 言葉が存在し
誰かの心の体重を 軽くできるような
誰かの夢を叶えるための 追い風になるような
そんな言葉を 書きたい 伝えたい
今まで 何度も 救われてきた
僕と同じように 救えれば
泣きじゃくるほどの 過去が
カタチを変えて
僕の宝物になるだろう
いろんな 批判 辛さ 孤独を乗り越えて
叶えた夢は きっと
宝くじを当てるより嬉しくて
お金で買えないもの
苦労して手に入れたもの
その喜びに浸れる 自分だけの宝物
泣きじゃくって 手に入れた 宝物