詩人:悠月
誰も気付かないような小道に在った 花のつぼみ僕は小道を通る度つぼみを見てたいつ花が咲くんだろうと淡い期待を抱きながらある日 花が咲いた薄桃色の小さな花僕は花が愛しかった誰も気付かないような小道に咲いた 可愛い花次の日 花を見に行った薄桃色の小さな花は当たり前のように 散っていたその姿は 僕と重なった誰も気付かないような小道にかつて在った……