詩人:葉 彩薫
一人でいる時の私は
春を待つつぼみのように
じっと寒さに耐え
あなたに会える時まで
誰にも気付かれないように
誰にも見つからないように
あなたのために
綺麗な花びらを 想いを
私のなかに
綴じ込めておくの…
あなたがいれば
春を迎えた花のように
綺麗な花びらを
あなたに見せつけて
他には目を向けないような
ひとつひとつの
綴った想いを
そんな綺麗な彩りを
身に纏って
あなたにも分かるこの香り
その瞬間のために
今日も私は
じっとこの季節
夢を見ながら
春の訪れを
あなたを待っています
2011/05/10 (Tue)