詩人:夢野咲道
春に夏に秋に冬に
いつも君を探しているよ
アーケード街の喫茶店
駅前の交差点
夕暮れのバス停に探した君の残像
止まない雨など無いと思ってた
雨の後はきっと晴れると信じてた
ホンの些細な言葉のすれ違い
僕からしたら、ただそれだけのはずだった
君の事を誰より解っているつもりで
解っていなかったのは僕の方
春に夏に秋に冬に
いつも想い出しているよ
色褪せたアルバムの中
そこにあったはずの写真
二人幸せだった頃の跡だけが残る
終わりが来るなんて無いと思ってた
明日も二人で迎えられると信じてた
どうしてそうなったのか
あの日解らなかった君の言葉も
今なら、きっと受け止めてあげられたのに
時は過ぎる事を止めはしない
春に夏に秋に冬に
いつも君を探しているよ
春に夏に秋に冬に
いつも想い出しているよ
春に夏に秋に冬に
いつも君を描いているよ
消しても消せない 君の残像