詩人:ひトも
昔、あなたと私はライバルだった
いろんな事を競い合った
ある時、あなたは、あるものを、
一生懸命手に入れようとしていたね。
私にとってそれは
簡単に手に入れることが出来るもので
別に欲しいものではなかったけど
幼い私は何も気付かず
あなたより先にそれを軽く取って
いつものようにあなたに見せびらかした
あなたはいつもとは違って
少し悲しい顔をして去ってしまった
あの時あなたを支えてあげてたら
あなたの笑顔が見れたのかな?
幼い私はその時
大切なライバルが
大切な友であったことに気付いた
同時に大切なものをなくしかけてることに気付いた