詩人:高級スプーン
死体の基準教えておくれよ
今この瞬間の僕は
本当に生きているのか
人には見せない
君を記した秘密の本は
幾らぐらい出せば
手に入るのかな
見せたいけれど
見られたくない
胸のモヤモヤ
持っていても
今の僕には
要らない気がする
何曜日にゴミとして
出せばいいのかな
他の全てを捨ててまで
欲しいものなんて
迷信じゃないの
真実すら疑ってしまう
この僕自体を
誰か晴らして
考えるよりも先に
君を抱きしめたいと
思ったかどうか
心の底が深くて
確かめられずにハマる
視界は曇り
そして
誰も居ない場所へと