詩人:りんくす
月にうさぎはいないと知ったとき逆にいればいいなと夢がふくらんだいろんな形の月がかわりばんこに夜な夜な現れるのではなくあれはすべて一つの月の魅せる表情と知ったときより月を好きになった夜だけでなく昼間にも見ることができるんだと知ったときより月を好きになった月が赤く見えるわけを知ったときよりその神秘さに気づいた何人の影武者が私を監視しているの月は一つでいい一つだからこそいい