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詩人:甘味亭 真朱麻呂
今を生きるから
明日が生まれる
今日と同じ僕が明日も生きるから
明日も昨日と同じ僕がいる
そうやってつづいてゆくんだ
やがて いつの日か振り返れば長い道を歩いてきたことに気付く
目の前には死に目が見える
なんだかんだ言ってもまだ生きていたいなと死ぬことを切なく思ったり名残惜しむ僕もいる
だから 僕はそんな気持ちを抱く日まで切ないけど最後まで生きる
今、死んだら喜びさえ感じられないから
そのほうがよっぽど悲しいから僕は今を生きて明日を見に行きたい
なにが起こるかわからないから楽しい
一秒先の出来事さえ予測できないから面白い 極端に言えば次の瞬間僕や君はここにいないかもってことだ
そう思えばきっと日々は光沢を持つ
ダイヤより光り輝くものになるから
僕は死にそうになったら考える
死んでたまるか
死ぬものか、まだまだ
明日も生きねばと
そうして僕は
今日を生きることで明日を知り未来に会いに行く
そんな楽しみが今は生き甲斐です
そうやって幾度も僕は自分を励ますのだ
明日も明後日もずっとずっと僕は僕ののせられやすさを何より知ってるからさ。