詩人:遥 カズナ
冷凍されて
カチンコチンのカルピスの
ペットボトルを
金城さんにお礼で渡した。
朝、夜、朝、夜
夕日、朝日夕日朝日夕日、週末
集合住宅の廻廊の排水口に
子猫が居座っていて
いられても困るし
仕方がなく
その前に
練ニンニクを絞り出してやると
翌朝には
居なくなった
天然素材の
良し悪しの要らない
責任転嫁らしい
でも俺
金城さんに貰った魚より
やっぱり
カチンコチンに凍ったカルピスを
やっと溶け始めたそれを
飲みたかった
灼熱の防波堤の釣り場で
2025/06/21 (Sat)