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詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕はここにいる
それだけは誰にも変えられやしない
永久の真実 不変の真実
それを変えられるのは身勝手な誰かの殺意や時の流れだけだよ
僕はここにいた
それだけの人
いつかそうなる日が来る
誰一人僕のこと知らなくなる日が
僕を知る人がみんなみんな仲良くあの世へ集合してしまう日が
だけど 今はまーだだよ 探さないでね
やがて もーいいよって言ったら
きっと僕は何処を探してもいなくなる
なぜなら僕は天に召されてるから
しかしながら それまではせめて楽しもう この悲しくもあり素晴らしくもある不思議な時を旅しよう
死ぬこと
この世から跡形もなく消えることが絶対的なものだとしても僕は限りある時を精一杯生きることに全力を注ぐだけだ
だから 死ぬにはまーだだよ
死ぬまでもーいいよは言わないよ
寿命以外では死なないよ
大丈夫 僕ならどこまでもしつこく生きれるだろう
明日には笑えるだろう。