詩人:安曇
つみあげていた、周りと同じようなブロックを
思いっきり壊して
笑ってやった
私は、いつのまにか
周りと同じような色で、
恥ずかしくないような形のブロックを
同じようにつみあげていた。
一番下の、私の色で、私の置き方なんて
見えないように
どーんとつみあがっていたブロック
自分でやって窮屈になって
わかっているのに、泣いて見せて
もう、バカらしい。
だから、思いっきり壊して笑ってやった
見ている人にも、窮屈だった自分にも
見せ付けるかのように。
私は、ずっとこうしたかった。
2010/04/30 (Fri)