詩人:甘味亭 真朱麻呂
昨日、太陽が沈んでなんやかんやあって
やがて夜に太陽がたどり着いてからのお話
さんざん走りまくったから太陽は息切れしてる
でもと思ったら平然とした顔で太陽は光り輝いて僕らを照らしてる
そんな変わらない一日の始まりに 朝に気づいた君のささやかな変化に気づいた僕は
ねえ ちょっと髪を切ったでしょ?
僕ならわかるよ
気持ち悪がられるくらい僕ならわかるよ
少しくらい嬉しそうな顔したらどうなのかしら?
髪ごときでって思うかい?
でもね 冷めた愛のある家庭には僕らみたいな小さな重なり合いさえないんだよ
何ひとつ気づかぬまま
それよりはずっとずっとずっといいだろう
だから 僕は言う
だから 僕は歌う
確実に 明白に
君は 君は
昨日より 断然 完全
綺麗になった
白い羽根を生やしたか弱い天使よ
抱きしめてあげよう
時に倒れちまいそうな時には
ここにおいで
熱い恋をしに。