詩人:どるとる
だるまさんみたいに転んでも何度だって起き上がって
立ち向かう日々
赤く染まった空を眺めては頬流れる涙
哀愁の日曜日
憂いに満ち溢れた悲しい日曜日
夢から覚めるように
気がつけば窓の外は夕暮れだった
ほぼ一日を眠ってただけで流れてしまった
紅の優しさを少しだけもらったら
その感激を涙という形に変えるよ
夕暮れの真っ赤な色がこの僕をあたたかく熱いくらいに照らす
誰もいない公園のブランコが揺れてる
さっき誰かが乗ってたのかな
でも今は誰も乗ってない
いつかすべての命はそんなふうに終わるけれど
夕暮れをあと何度見れるのかな
今日が誰かには見納めかなあ
そんなことをなぜか考えるよ
紅の優しさは誰にも等しいままあるはずだ
ほら君の心も真っ赤に染まってるだろう
君はまたひとつ
優しくなる
優しくなる
心から
悲しくもあたたかい
不思議な光に照らされて誰かの宝物になる
今日君が消えても
君の記憶を誰かが大事にしてくれるよ
いつまででもね
だから君は消えないのさ 夕暮れの中にいるんだ 満面の笑顔で
今日も誰かを照らしている。