詩人:甘味亭 真朱麻呂
このぶんじゃ
このぶんじゃ
明日は晴れるだろう
こんな気持ちじゃ
こんな気持ちじゃ
明日は曇るだろう
いつでも気分次第で空模様は違って見えるんだ
見た目じゃ晴れてても
気持ちが晴れなければ
空が晴れてたって意味はないのさ
空も気持ちもどちらも晴れてはじめて輝く笑顔だから
太陽だけギラギラ輝いててもむなしいから気持ちが晴れない日はカーテンを閉めてどこにも行かない
でも気持ちだけ
気持ちだけでも
晴れていれば
なんだか
なんだか
気持ちがいい
だから 願う
明日は晴れるだろうと
どんなに天気予報が雨を告げてても僕は信じない
かならずお日さまは僕を照らしてくれる
大丈夫さ
いつでも見えない視界だから
天気予報士になんかにはわからない
わからないんだ
だから 僕は 大声で言います
明日は 世界中
明日は 全国的に晴れるでしょう
明日は 全国民
明日は 全生物の顔に笑顔が咲きます
そんな大それた願いさえ歌うよ
だから
きりもなく
希望に満ちあふれた言葉だけを歌う
その名も
その名は
明日は晴れるだろう
確実に
絶対に
明日は晴れるだろう
予想じゃないよ
これは予言じゃないよ
予想や予言を超越した断言だよ
身を守る傘など放り投げろ
小細工は要らねえ
着の身着のまま
無防備で
立ち向かえ 明日に
僕ならできると言え!