詩人:どるとる
僕が 夢見ていたあしたはどこに消えた
たどり着いた場所には天と地ほど差があるよ
悲しみの中 蒔いた種は いつ芽を出すのか出さぬのか
乾いた幸せが 生活を取り巻いて 変化のないこの穏やかさが悲しみよりもずっと悲しい日々を強いる
誰もが夢見ていた あしたはあなたのあしたは僕にはくだらない
期待してもそれは僕の期待とは被らない
あしたの消息 訊ねてみても それは僕のあしたであり あなたのあしたとは違うんだ
あしたの消息 追いかけてみても 途中でいつも見失うよ 目覚めたら そこは理想を大きく下回った世界
日付を 忘れてしまうこの頃 一体どうなる?これからの世界
これからの僕ら
標を見失った 気づいた時から 僕は今ある幸せにはない いつか夢見ていた あしたのときめきが 何より僕を騒がず
君を騒がず
みんな同じだろう
誰もが待つあしたは違えども
誰もが同じあしたにたどり着くけど
一人一人たどり着きたいあしたは違う。