詩人:どるとる
そんなに急いでどこに行くの その先はなにもないよ
そんなに慌てて何するの 終わりのあとにはなにもないのに
口笛を吹き鳴らして
歩いていこうよ
悲しいことがあったっていちいちいつまでも考えていたって
そもそも仕方ない 時間がもったいないからなるべく笑え
涙は今だけは忘れてしまおう
すぐに笑えるように
雨上がりの空のように太陽心に描いて
さっきまでの涙がまるで嘘のように あの雲を見習って 青空の中に白く浮かんで 自由気ままに旅をしよう
悲しいことは尽きない
嫌なことばかり
やりたくもない事ばかりだな
それでも歩いてゆけば笑うんだろう きっと嫌な事ばかりじゃない
生きていればそのうちいいことは必ずある
よくある言葉だけど嘘じゃないから
あの木を見習って雨空の中でも 動じることなくデンと胸張り立ち尽くす
そんな強い人にはなれない だけど泣きながらでも幸せ探そうよ
生きているだけ ただそれだけでも僕にはほめられたもんだよ
だから歩いて行こうよ ずっとこの道どこまでもつづく限り
そうさ歩いて行こうよ ため息弱音も吐きながら またあしたも。