詩人:甘味亭 真朱麻呂
人間ってさ
人間ってさ
不器用だから
不器用だから
時々は嫌いになる
時々は憎くなる
でも相手からも自分はそう見えてる
同じだよ 同じだよ
自分ばかり棚に上げちゃいけない
でもだからこそ人間なのかもなあ
人間ってさ
人間ってさ
完璧じゃなく
どちらかといえば
欠陥ばかり
でもだからこそ生きていくうちに人は少しずつ成長する喜びを知るんだな
そうじゃなかったらきっと大切なことわかんなかった
多いはずさ
後悔するようなことも
あたたかみとか優しさとか勘違いしたりするけど
感情とかあるから結局ケンカしてもいろんな角度から人と付き合える
じゃまなようでじゃまじゃないよな
そんなもの
人間ってさ
人間ってさ
結局はどこまで行っても人間でしかない
でもだからこそ人間でいられること
人間に生まれたことを心から喜べる
そんな今だから
今でしか喜べない幸せに逃げないで真正面から体当たりしていくのも勇気だ
そう思うから
そう思うから
僕は今も生きてる
すべては受け入れられない
すべては理解できない
でもだからこそ生きてその不確かな空白に合うピースを探したい
自分なりの生き方というピースを地道に探したい
そう思うんだ
今は
現在時刻はまだまだ魔法が解けちまう終わりには遠い
五十にも満たない
だからこそゆっくりあふれる若さで歩きます
てくてく、てくてく
楽しみながらのらりくらりと適当に
それくらいがちょうどいい。