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[143368] ポケットラブソング

詩人:甘味亭 真朱麻呂


君の小さなポケットにすっぽり収まってしまうほどのポケットサイズのラブソング
歌いたい
届けたい
伝えたい

大事な言葉はたくさんあれどつまり言いたいことは束ねればひとつだけ
好きだよ
好きだよ
違うよ
愛してる

君の見てる景色の中に少し手を加えさせてくれるなら
僕って図柄を入れさせてくれないか
明日からちょっと騒がしくなる
でも楽しくなるよ
きっと夜も朝も
どんな季節も

そばにいて欲しいのは誰よりも君だった
寒い冬の日はなおさら さびしい夜はなおさら
君がいないとなんだか心の中に穴があいてすきま風吹いてきて悲しいよ むなしいよ わびしいよ
さびしいよ

だから 願わくばともに歌おうぜ ラブソング
不器用な僕が足を引っ張ることはしばしばあってもさ
君はきれいな歌声だからふたつが合わさればもっときれいなハーモニー生まれるさ
僕の足りないとこは君がカバーして
君の足りないとこはあまりないだろうけど僕がうめて
なんとなく無理しないようにいつまでも仲良くやっていこう
慌てなくていいから

譲り合って助け合って繰り返していったら
その先にはきっと今までの悲しみなんかよりずっと悲しい別れがやってくる
同じ墓に入っても
でもそんなこと今は考えないでいよう
弱気で弱虫な僕が考えそうなことだ

君がなぐさめてくれるからやっと僕は立ち直れるんだ
ありがとう
感謝してる
伝えたいこと
たくさんあるな
でもこれから
たくさん言える
いちばん
大事なことも

そんな思い
すべてポケットの中におさめてしまえ
思い出も時が削られる切なさも少しずつおいぼれていくわびしさもすべてすべて僕が包むから
君が笑えるように笑えるように君とずっと一緒にいるから
僕ができることそれ位しかないけどそんなんでも笑ってくれる君に敬意をひょうしまして…

2009/05/10 (Sun)
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