詩人:甘味亭 真朱麻呂
手を伸ばしても 掴んでいても あっという間に溶けゆく思いがある 何をしようと どれだけ悲しもうと 決して許されない罪が生む憎しみがある 空からはらりと 舞い落ちる冷たい雪 夢のような 現実とは思えないような不思議な景色 雪が静かにゆっくりと道を白く染めていく 流れる時の戸惑いも感じさせないゆったりとした 眠りの中でみた 夢のような光景キラキラと光りながら舞い落ちる 白い白い 牡丹雪... 淡い淡い 牡丹雪...。