詩人:どるとる
僕の中の何かが死んだ気がする
そしてまた新しい何かが生まれた気がする
終わりなき戦争
意味のないいじめに
何かの兆しが見えた気がする
例えば君が笑う
それを当たり前と呼ぶのならそれも間違いじゃないだろう
でもそれは僕の中では紛れもなく特別なことなんだ
今日はなんの日だったっけ? ただの月曜日さ
だけれどいつもと違うのは君が笑ったことさ
ただそれだけで今日という日は 簡単に特別な日に変わるんだよ
夜の片隅で 闇の中にうずくまる黒猫が
待ちきれずに 朝を急かし みゃあと鳴いてる
わからない大人の事情
経済や政治や法律
そんなものから大きく外れた場所で
好きだから一緒にいる そんな単純な思いだけで繋がってる二人がいる
ただそれだけで
もうそれだけで
全ては かたづくさ
例えば誰かが誰かに出会う その一度の出会いがもしも永遠の時間導くなら
ただの今日でもどんな日でも特別に変わる
今日はなんの日? なんの日でもないよ
ただ、なんとなくむねがざわめいている
きっと君にいいことがあったからだね
あなたにもいいことがあるといいね
そんな言葉ひとつで今日はまた特別に変わる
今日はなんの日でもないけど 見方や角度を変えれば全ての出来事が特別に変わる。